平凡主義

補助金申請や経営相談の窓口で

「目指す会社の姿はどんな状態ですか」
「経営理念はありますか」
「ビジョンはどういったものですか」

といった質問をうけたことのある経営者や起業家の方は多いと思います。とても大切なことですし、実際に私も相談の現場でなんどもお伺いしているのですが…

開業するにあたり、こと「自分ごと」として考えると、とても難しい質問でした(*´Д`)

散々悩んだ挙句に、たどり着いたこの「平凡主義」という言葉。
実はこれ、巡り巡って、母校の理念から拝借させてもらったものです。

母校のホームページにはこのように書いてあります(抜粋)↓

【大平凡主義という理念】
本校は~その校風として必ず取り上げられる言葉に「大平凡主義」があります。これは、初代校長の滝沢又市先生が生徒に話された「平凡主義」という言葉が、時代とともに「大平凡主義」という言葉になって現在に伝えられています。「大平凡」とは、平凡であることを大切にする、平凡であることの価値を認めて大切にする、言い換えれば当たり前のことを大事にして、一日一日を大切にすることです。
(神奈川県立横浜翠嵐高校のホームページより)

高校生の頃は「なんか固いこと言っているなぁ」と思って、友人と茶化していたものです。

しかし事務所を開業するにあたり、仕事をするうえで大切にしてきたこと、凄いと感じた先輩や上司や出会ってきた経営者の方々、反対に嫌だなぁとか、痛い目にあった思い出とか、こういう風になりたくないなぁと思った出来事=自分の歴史を振り返ってみて、たどり着いた指針が母校の「平凡主義」でした。

「相談の時に相手に助言させていただくことは、自分でも実践する」
平凡というか当り前ですが、こうしたこともキッチリおこなう事務所であろうと思います。

ずいぶんオッサンっぽい文章を書くようになってしまった自分に悲哀を感じつつ、これから頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

みすゞ中小企業診断士事務所
内山 拓己